ペレスのキャデラック入りを海外メディアが有力視! 新規F1参戦チームに多くのメリットと主張「知識が不足しているチームに非常に有益だ」「膨大なスポンサーも魅力」
2024年シーズンをもって、F1レッドブルでのレースを終えたセルジオ・ペレス。シーズン中盤より続いた不振が影響し、ドライバーとしての契約を解除されることとなった。 【画像】米女子プロレーサー、リンジー・ブルワーのインスタ投稿を一挙お届け! だが、F1キャリア豊富なベテランに対し、早くも新たなシートについての可能性が囁かれており、2025年シーズンは全10チームのラインナップは決定済みであるものの、2026年でのグランプリ復帰が有力視されている。英メディア『F1OVERSTEER』が現地時間12月30日に配信の特集記事の中でペレスの今後を占っており、「11番目」のチームとして話題となっている、キャデラックのレギュラードライバー候補であると見通している。 同メディアは、「ペレスが引き続きF1でのキャリアを続ける意思がある」とする、母国メキシコ国内での報道を伝えながら、2026年から新たにF1参入を果すキャデラックがペレスにとって「最適な選択肢」であると主張する。その理由として、「キャデラックは北米で成長するファン層を活用したいと考えており、ペレスはその地域で最も人気のあるドライバーだ」と評しており、他にも、「ペレスはチームにもたらす膨大なスポンサーシップも魅力的で、レッドブルが放出する際にその点を考慮せざるを得なかったほどだ」などと説明。 さらに、他のドライバー候補の名前も挙げており、「すでにバルテリ・ボッタスがキャデラックと初期の交渉を行なっており、2つの空席があるため、多くのドライバーとの噂が飛び交うだろう」と予想。だがその上で、「キャデラックは経験豊富なドライバーと若手を1人ずつ起用することを目指しており、ベテランドライバーの1人であるペレスは有力な候補となる」と綴っている。 また、レッドブルを去る要因となった今季のパフォーマンスにも触れており、「キャデラックの新チーム代表であるグレーム・ロードンには、不振が続いたペレスがF1のシートを確保できるほど速いのかどうかという疑問が残るだろう」と指摘。それでも同メディアは、「ペレスの経験はF1の知識が不足している可能性があるチームにとって非常に有益だ」と強調しながら、「F1に復帰したいという意欲も、契約締結の鍵となるかもしれない」と持論を展開している。 F1の舞台で積み上げたトップドライバーとしての経験も、新たに誕生するチームでは大きな支えとなるはずだ。今季、ペレスは辛酸を舐めたシーズンとなったが、2026年でのグランプリ復帰は決して夢物語ではないのかもしれない。 構成●THE DIGEST編集部
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