訴訟弁護団が馬毛島に初めて上陸 「全部破壊してしまっているように感じる」 着工後関係者以外初
鹿児島読売テレビ
種子島沖の馬毛島で進んでいる自衛隊の基地工事の差し止めを求め訴訟を起こしている住民と弁護団が馬毛島に上陸し、工事の状況を視察しました。作業関係者以外で馬毛島に上陸したのは初めてです。 馬毛島に渡ったのは、自衛隊の基地工事の差し止めを求め、国を相手に訴訟を起こしている、西之表市の住民と弁護団計6人です。 馬毛島ではアメリカ軍が訓練するための滑走路の工事や港の係留施設の建設などが2023年1月から進められています。 着工後作業関係者以外が馬毛島に上陸するのは初めてです。 上陸できたのは、市が所有する葉山港の一部のみで、その他は私有地や国有地となっていて立ち入りが禁止されています。 (塚本和也弁護士) 「ここはなにかの区切りですか?」 (工事関係者) 「私有地です」 着工するまで、馬毛島周辺で漁業を行っていた男性は。 (濱田純男さん) 「漁業は馬毛島周辺ではできない。漁民が利用しやすいように造っていたこの港(葉山港)を全部破壊してしまっているように感じる」 弁護団は、今回立ち入れなかった場所についても今後視察出来るように交渉していくということです。