「いつか使う」可能性は1%? 捨てられないモノへの執着が消える考え方
1%に備えるために、使う可能性のない99%のモノをとっておくのはもったいない
そうは言っても、「思い切って捨ててしまったけど、使うことになった。あの時に捨てなければよかった」という経験は誰にでもあります。 でも、それは「1%の偶然」です。 例えば天気予報で降水確率が1%だったら、あなたは傘を持っていきますか? 片付けも同じで、その1%に備えるために、使う可能性のない99%のモノをとっておくと、そのための収納スペースの確保や、管理工数(管理する手間)がかかってしまいます。 それって、かえってもったいない気がしませんか? 特に再購入できるモノは潔く捨て、もしたまたま使うときがあったとしたら、使っていなかった期間を数えて「〇〇ヵ月もスペースを広く使えた」と考えてみましょう。 少し余談ですが「捨てる」という言葉を使わないようにした結果、モノの整理ができるようになったという方もいます。 「捨てる」という言葉はどうしてもネガティブなイメージになり、罪悪感を感じるというのです。その場合には、「手放す」という言葉を使ってみることをオススメします。 実際に「捨てる」ではなく「手放す」という言葉を使うようにした結果、モノの整理ができるようになったという方もいます。 手放すにはポジティブな意味合いがあります。とにかくモノを捨てられないという皆さんの「執着」を手放してほしいのです。 このように、整理では「劣後順位」を明確にするとモノの必要・不要を分けるようにできます。
大村信夫(片付けパパ)