陸自訓練場整備で説明会 沖縄・うるま、反対の声も
防衛省は11日、沖縄県うるま市のゴルフ場跡地を陸上自衛隊の訓練場として整備する計画に関し、同市で住民説明会を開いた。自衛隊の増強を進める「南西シフト」に伴い訓練場の新設が必要と強調したが、住民からは「生活環境が脅かされる」などと不安の声が相次いだ。 説明会には住民約300人が出席。同省沖縄防衛局の森広芳光企画部長が2024年度中に、ゴルフ場跡地約20ヘクタールを取得し、26年度の着工を目指すと説明した。 沖縄県の防衛、警備を担当する陸自第15旅団を師団に格上げする計画で、人員増加に伴い訓練場の新設が必要と強調。災害時の人命救助や夜間偵察などの訓練を予定していると述べた。