債券下落か、FOMC議事要旨で米中期債安-日銀買い入れ減額警戒も
(ブルームバーグ): 23日の債券相場は下落が予想されている。米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(4月30日-5月1日開催分)がタカ派的な内容だったため、米国債が中期債を中心に売られた流れを引き継ぐ。日本銀行がこの日行う国債買い入れオペを減額するとの警戒感も売りにつながる。
三菱UFJアセットマネジメントの小口正之エグゼクティブ・ファンドマネジャーは、日銀のオペ減額懸念などで先物夜間取引が軟調に推移しており、債券相場は下値を模索するとみる。日銀の国債買い入れ額は「据え置きの可能性が高いが、為替が1ドル=156円台後半にきており、減額があってもおかしくない」との見方を示した。
同氏の新発10年物国債利回りの予想レンジは1~1.04%(22日は0.995%で終了)、先物中心限月6月物は143円23銭~143円60銭(同143円65銭)。
FOMC議事要旨、より長期に高水準での政策金利維持が望ましい
先物夜間取引で6月物は22日の日中取引終値比11銭安の143円54銭で終えた。
日銀買い入れオペ
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Hidenori Yamanaka