シャッターを閉めると被害が減る? 相次ぐ闇バイト強盗“侵入させない”最新対策【WBS】
全国各地で「闇バイト」を実行役にした強盗事件が相次いでいます。闇バイトによる強盗事件は、住人が家にいる場合でも、窓ガラスを割って侵入して来るなど、強引な手口が特徴です。被害に遭わないようにするにはどうすればよいのでしょうか? 鍵を閉めていても窓を割るなどして押し入る強引な手口が見られる最近の強盗事件。個人でもできる防犯対策について、防犯設備の専門的な資格を持つ「旭化成ホームズ」の山田恭司さんに話を聞きました。 「まず強盗に狙われないためにできることはあるんでしょうか」(田中瞳キャスター) 「防犯カメラで動いたものを捉えて、スマホに知らせてくれるような機能を持っているものを玄関周りや周辺につけておく」(山田さん) 一連の強盗事件では、水道業者やリフォーム業者などを装って事前に下見をしている可能性が高いのが特徴です。そこで犯人に狙わせないために、防犯カメラや録画機能付きのインターホンをつけておくといった対策が有効だといいます。 「『この家はやめておこう』と思わせるのが重要」(山田さん) また、闇バイトの実行役の主な侵入経路となっているのが大きな窓だといいます。 「まずシャッターを閉めると防犯対策になる。シャッターを閉めていると30分の1に被害が減る」(山田さん) 他にもストッパーやサブロックをかけておくことが重要だといいます。 「侵入に5分以上かかるとかなりの確率で諦めるというデータも出ている。時間をとにかくかけさせることが、非常に重要」(山田さん)
強盗犯の侵入を諦めさせるために、大手ガラスメーカー「日本板硝子」が開発したのが新たな防犯ガラスです。 2枚のガラスの間に弾力のある樹脂製のフィルムが挟んであり、このフィルムが衝撃を吸収することで穴が開きにくくなります。日本板硝子によると、10月は去年10月の4倍にあたる約200件の問い合わせが寄せられていて、防犯ガラスへの注目が高まっています。 一方で、どんなに対策を講じても、無理やり押し入ってくるのが最近の傾向です。万が一、侵入されてしまった場合はどうすればよいのでしょうか。 「就寝中や深夜も犯罪が多かった。寝室のドアにも鍵をつけるのが重要。ガラスを割るとかアラームが鳴る音が出て、寝ているときに気づいたら、鍵を閉めて、泥棒に入られないようにして110番に通報して、助けを待つのが重要」(山田さん)