シャッターを閉めると被害が減る? 相次ぐ闇バイト強盗“侵入させない”最新対策【WBS】
防犯サービスへの問い合わせが5倍に
闇バイトによる首都圏の連続強盗事件で、特に狙われているのが戸建て住宅です。この日、都内の一軒家を訪ねたのは、セコムの担当者。セキュリティサービスの工事に取りかかります。依頼したのはこの家に住む鈴木さん(仮名)。きっかけは、首都圏などで相次ぐ闇バイトによる強盗事件でした。 「時々、夜寝ていて『怖い』と思って。誰か入ってきたらどうしようかと。強盗事件は普通の住宅地で起きていることだから」(鈴木さん) 鈴木さんはいざというときのためにと、玄関先には護身用のバットを置いています。ただ、強盗の被害に遭うのではないかという漠然とした不安は尽きません。そこでこの日、取りつけたのが防犯用の警報装置です。 「セコム・ホームセキュリティNEO」ではドアや窓の動き、人の体温などを捉えるセンサーが、不審な動きを感知すると警報が鳴ります。同時に、セコムの警備員が素早く自宅に駆けつけ、安否などを確認してくれる見守りサービスです。料金は月に7920円、また工事料6万3800円などがかかりますが、強盗事件が相次いでいることを背景に、10月の問い合わせ件数は1万件以上と1年前の約5倍に増えているといいます。 鈴木さんは、こうした対策を導入することで犯罪の抑止に繋がればと考えています。 「一応 やることはやったから強盗事件が減るといい」(鈴木さん) ※ワールドビジネスサテライト