【ジャパンC】オーギュストロダン ディープインパクト×世界的名牝系で日本勢の脅威に
「ジャパンC・G1」(24日、東京) 今月7日、短期免許取得の手続きのため、ライアン・ムーア騎手が美浦トレセンを訪れた。われわれメディアの関心は、何と言ってもジャパンCに参戦するオーギュストロダンだ。 日本が誇る大種牡馬ディープインパクトについて、名手は「彼の血が入っていれば、どんな馬でもチャンスがあると思って騎乗できる。彼が残してきた産駒の成績はとてつもない。今、この世にいないことが寂しい。もっともっと乗りたい」と最上級の賛辞を贈った。自身が主戦を務めるその最高傑作とともに、G1・6勝の実績を引っ提げて来日。父の母国でのラストランに注目が集まる。 祖母ハーフウェイトゥヘヴンは08年に愛1000ギニー(芝1600メートル)、ナッソーS(芝1980メートル)、サンチャリオットS(芝1600メートル)を制覇。母ロードデンドロンも負けじと16年フィリーズマイル(芝1600メートル)、17年オペラ賞(芝2000メートル)、18年ロッキンジS(芝1600メートル)のG1・3勝を挙げた。また、母の全妹にあたるマジカルは19年にディアドラ(4着)を破った愛チャンピオンS(芝2000メートル)をはじめ、同年の英チャンピオンS(芝2000メートル)などG1・7勝を挙げた名牝。世界レベルで非の打ちどころがないファミリーだ。日本勢にとって、脅威になること間違いなし。どんなパフォーマンスを見せてくれるのか、楽しみだ。