国スポ障スポ控え「彦根お城トンネル」開通 外町の渋滞緩和へ
国道8号線と国道306号線が交差する彦根市の外町交差点の渋滞緩和に向け、バイパス工事が行われていた県道・原松原線の「彦根お城トンネル」が12月22日午後に開通した。(彦根経済新聞) 【写真】午前の開通式の様子 外町交差点は、名神高速道路の彦根インターチェンジと彦根市街の間の交通の流れによって慢性的な渋滞が発生。県内の主要な渋滞箇所に位置付けられていた。 滋賀県はバイパス整備による交通の分散で、安全かつ円滑な交通環境を確保するため、国道8号線の古沢町交差点から国道306号線の原町交差点までの区間で、都市計画道路原松原線として事業を実施。2020年1月にトンネルの掘削を始め、2022年3月に貫通式が行われた。 この年の9月に公募によって「彦根お城トンネル」と命名し、原町交差点の工事などを経て供用開始を迎えた。総延長1700メートルのうちトンネルが1135メートル。 午前に開催された開通式には、上野賢一郎衆議院議員、嘉田由紀子参議院議員、小鑓隆史参議院議員、三日月大造滋賀県知事らのほか、工事関係者や行政職員、近隣住民らが参加。 オープニングとして、彦根市立東中吹奏楽部が国スポ・障スポのテーマ曲「シャイン」を演奏した後、三日月知事が「彦根お城トンネルの開通で、来年の国スポ・障スポでは平和堂HATOスタジアムへのアクセスが格段に良くなるだろう」とあいさつした。 トンネル入り口でテープカットとくす玉割りが行われた後、県のキャラクターのキャッフィーとチャッフィーが見守る中、参加者の車がいち早く通って行った。
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