七福神や蛇のオブジェも 三重・松阪 清水さんが門松制作
お正月まであと5日となり、新年の年神様を迎えようと、各地で手作りの門松がお目見えしている。三重県松阪市嬉野一志町の清水明さん(76)は、同町の自身の畑に、門松と来年の干支(えと)の巳(み)のオブジェを完成させた。「地域活性化のために作りました。楽しんでもらえたら」と話す。 畑は、県道松阪一志線の一志橋北交差点の西約250メートルにある。20代の頃から絵を描き始め、以来、趣味で地域の自然や歴史を中心に描くなど作品を制作している。 約5年前から畑の一角で、地域活性化をアピールするオブジェを制作しており、今回は門松の他、蛇のオブジェも制作した。門松は高さ約1.8メートル。竹で組んだ直径1.5メートルの土台に、松竹梅の他、ナンテンやハボタンを植え込んで作り、隣に七福神を描いた木柱を7本建てた。さらに「蛇の形にちょうどよい」と山から切り出したねじれた木を白いペンキで塗り、長さ約3.5メートルの白蛇を作った。門松や白蛇を囲う柵には「交通安全『私は大丈夫』が事故のもと」などの標語も掲げた。11月初旬から1カ月半をかけて仕上げた。孫で市立豊地小学校2年・陽太君も出来栄えに感心している。 清水さんは「標語は竹上市長が毎日、交通事故防止の放送をしているので、ここでもアピールしました。来年は安全なよい年になりますように願いを込めて作りました」と話す。