那覇市立病院が謝罪 洗浄できていない医療器材で手術・診療 対象者は187人にのぼる
沖縄テレビ
那覇市立病院が2024年8月、洗浄できていないハサミやピンセットを使って、あわせて187人の患者に手術や診療を行っていたことがわかりました。 病院では患者に対し、説明会や血液検査を実施することにしています。 那覇市立病院は8日会見を開き、2024年8月26日から30日までの5日間、洗浄できていないピンセットやハサミなどを使って、手術や診療を行っていたと発表しました。 この間、手術を受けたのは17人、診療が170人の合わせて187人に上るということです。 那覇市立病院謝罪: 「関係する患者様については、心から謝罪申し上げます。誠に申し訳ございません」 3台ある医療器材の洗浄器のうち、1台のチューブが外れ、洗剤が注入されていなかったもので、その後のチェックでも「洗浄不良」の反応が出ていたにもかかわらず、職員が見落としていたことが原因だと説明しています。 ルフトメディカルケア恒次恭輔代表取締役社長: 「(毎日)チェックはしているんですけれども、チェックの具合が甘かったと言わざるを得ないと思っています」 那覇市立病院は、医療機材を洗浄した後に滅菌する工程もあるため、感染症などのリスクは低いとしていますが、10月10日から17日の期間で5回にわたり、対象の患者に説明会を開くほか、希望者には血液検査を実施したいとしています。
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