2年生からキャプテンを務める獨協大・MF熊澤青波。大切にしているのは練習の雰囲気
◇関東トップクラスの環境でサッカーに打ち込める すがや:今年、トップチームは北関東一部リーグ(大学サッカー全体でいう四部相当)だよね。これまで戦ってきた感想を聞かせてください。 熊澤:「ダントツで1位にならなきゃいけない」という志のもとスタートしましたが、なかなか勝ち点を拾えず、厳しい順位です(※取材時は最下位)。ここから巻き返して関東三部昇格を目指しています。 すがや:ここからだよね! ところで、高校サッカーと大学サッカーの違いって何があると思う? 熊澤:まずは、フィジカルが大きな違いだと思います。当たり負けしない体を作っていかなければ! と思いましたね。あとはプレイスピード。「ここでいく!」というときの、瞬間的なスイッチを入れてからの展開がすごく早いです。 すがや:フィジカルとスピード、俺も戸惑った覚えがあるなぁ……。さっき、チームのキャプテンという話が出たけど、キャプテンにはどういう経緯で就任したの? 熊澤:昨年の前期が終わったタイミングで、なかなか勝てない時期が続いたんです。そんなチームをみて、「何か変えたい!」という意志が自分の中で芽生えて。監督や幹部の選手が推薦してくれたのもあり、後期からキャプテンを務めています。 すがや:去年ってことは、大学2年生だよね。先輩たちもいるなかで、やりづらさはなかった? 熊澤:上にも下にも言える性格なので、やりづらさは感じませんでした。先輩たちも優しくフォローしてくれたので。 すがや:先輩たちのフォローもあったんだね。具体的に、何を変えていったんだろう? 熊澤:まず、練習の強度と雰囲気です。ちょっとユルい雰囲気があり、それが試合の結果にも影響しているんじゃないかなと思ったんです。練習から強度と良い雰囲気を作っていけるように積極的に声を出しました。 すがや:その成果は試合にも? 熊澤:そうですね。試合中の攻守の切り替えも早くなり、夏場も試合終盤まで走りきれて、失点も少なくなりました。正直、キャプテンになって不安もあったのですが、チームが変わっていくのを見て、やって良かったと思いました。最終的には5位で終えて、今年はさらに上をと思っていたのですが……。 すがや:……相手も強いし、大学サッカーの難しさもあるよね。キャプテンという立場にもなり、いろいろ経験していると思うんだけど、自分の成長を感じるところはどこだろう? 熊澤:何事も自分で動くようになったかなと思います。練習試合も自分で組みますし、試合運営も自分たちで全部やるんで。「サッカーだけやっていればいい」だった高校時代より、自主性が磨かれました。 すがや:最後に、獨協大学へ進学してサッカー部へ入部を考えている高校生たちに、キャプテンとしてコメントください! 熊澤:ありがたいことに綺麗な芝のグラウンドで、トレーニングルームもあり、サッカーに向き合える環境になっていると思います。Jリーグの下部組織や、静岡学園や前橋育英といった高校サッカー強豪校出身者もいるので、レベルも高くやれているんじゃないかと思います。また、現在3つのリーグに参加しているので、トップチームからサテライトまで公式戦に出られます。 練習は強度をもってやっていますが、自由もあるので、バイトしながらでもやっていけると思います。練習見学はいつでも受け付けているので、興味のある人はぜひ来てください! すがや:東京近郊でトップクラスの施設が揃っていると思います! 都心に比べると家賃も落ち着いているので、バイトしながら一人暮らしでもいけるのではないかと! 皆さん、すがやの母校です!
カカロニ・すがや