【RIZIN】壮絶TKO負けの久保優太、“止めるの遅い”の声に持論「腕折れても失神しても試合最後まで投げないからって」
サラさんも「執念を感じた」と賛辞
格闘技イベント「RIZIN DECADE」(31日・さいたまスーパーアリーナ/ABEMA PPVで全試合生中継)第2部・第9試合、RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg) 【写真】「衣装かわいいな」とファン注目 RIZIN最後のラウンドガールのコスチューム姿 第9試合では久保優太(37=PURGE TOKYO/BRAVE)がラジャブアリ・シェイドゥラエフ(24=キルギス)に2R・TKO負けを喫した。大量の被弾を許した久保は肩を借りながら会見場に登場。顔面は痛々しいほどにまで腫れ上がっていた。 「シェイドゥラエフを乗り越えてフェザー級でチャンピオンになりたい」と語っていた久保。肉体の限界まで試合を投げなかったがその代償は大きかった。 「最後まで自分は諦めたくなくて、レフェリーの人も動かないとストップっていうのを聞いてたんで。最後の最後まで自分の打撃を当てる。そこに逆転のチャンスを見出して、最後まで試合を投げないっていうね」とややかすれた声で語った。 「専門の人にはもっと早く止めろとか、(タオル)投入早くしろとか言われてるみたいなんですけど、僕が腕折れても失神しても試合最後まで投げないからっていうことをお願いして、(セコンドの)弟に託したので、そうですね、最終的に力尽きてしまった」 共に会見にのぞんだ元妻のサラさんは「なんか夢を見るって大事だし、執念みたいなやつをみんな感じたと思うし、すごい良かったと思う」と笑顔で賛辞を送っていた。 久保はチャンピオンを目指し、勇気を持ってシェイドゥラエフを指名した。「自分の37歳っていう年齢を考えた中で、今は本当にうわーって落ち込みます」と語ったが、「夢を持って挑戦するっていうとこが、やっぱ人生のテーマなんで、全くそこに対しては後悔がないです」と言葉を絞り出した。 これから病院に直行するという久保。会見場を去る後ろ姿に試合への後悔はなかった。
ENCOUNT編集部