ムダなタスクの大掃除はいまがチャンス!年末の繁忙期を乗り切る「業務効率化」テクニック
2. 前倒し計画と業務の効率化
年末の仕事を、忙しい師走まで残す必要はありません。年末年始はスケジュールが詰まりやすく、急な依頼やトラブルも増えます。これを見越して、無駄なタスクを削減し、余裕を持った計画を立てることが重要です。 具体的にやるべきことは、締め切りの前倒しです。 例えば、年内の重要なタスクは、12月10日までに終わらせる計画を立てましょう。これにより予期しないトラブルへの「バッファ期間」が確保でき、突発的な業務にも柔軟に対応できます。(可能なら11月中に完了させることも検討しましょう) 個人の努力には限界があります。チーム全体で「前倒し」できること、「なくせる」ことを考えてみましょう。 あるチームでは、報告書作成や手続き業務を大幅に削減し、重要な業務に集中。会議を減らしてメールやチャットでの報告に切り替え、業務スピードを向上させました。
3.習慣の見直し(常識を変える)
繁忙期だからこそ、以下のような考え方の転換もおすすめです。 ・ がんばることはコスト(成果を出すには、やらないことも大事) ・ 残業を当たり前としない(決められた時間内で成果を出すゲームと考える) ・ 断ることも仕事のうち(必要性の確認を優先) ・ 健康を害したら、身も蓋もない(自分の体調は自分で守る) これは結局のところ、セルフマネジメントの問題です。忙しさを会社のせいにするのは簡単ですが、本質は自己管理能力の向上にあります。この機会に、ぜひ見直してみてください。 これからの繁忙期は、これらのポイントを活用し、スムーズに乗り切っていきましょう。 「最高効率ワークハック術」をもっと読む>> 伊庭 正康 株式会社らしさラボ 代表取締役 リクルートグループ入社。残業レスで営業とマネジャーの両部門で累計40回以上の表彰を受賞。その後、部長、社内ベンチャーの代表を歴任。2011年、株式会社らしさラボ設立。リーダー、営業力、時間管理等、年間200回以上の研修に登壇。リピート率は9割以上。現在は、オンラインを活用した研修も好評。近著に16万部を超える『できるリーダーは、「これ」しかやらない メンバーが自ら動き出す「任せ方」のコツ(PHP研究所)』『できる営業は、「これ」しかやらない(PHP研究所)』『結局、「しつこい人」がすべてを手に入れる(アスコム)』など、他多数の書籍がある。 ※無料メーリングニュース(全8回) ※YouTube「研修トレーナー伊庭正康のスキルアップチャンネル」、音声メディアVoicy「1日5分 スキルアップラジオ」もスタート。 ※伊庭の研修をオンラインで学べるUdemyの講座も好評(Udemyベストセラー入り!)
伊庭正康