マイクロソフト、クラウドPC専用シンクライアント「Windows 365 Link」発表。2025年4月、349ドルで発売
マイクロソフトは米イリノイ州シカゴで開催中のイベント「Microsoft Ignite 2024」で、クラウドPC専用のシンクライアントデバイス「Windows 365 Link」を発表しました。 【この記事の他の写真を見る】 マイクロソフトは、デスクトップ仮想化の技術を用いてWindows環境を配信する、いわゆるクラウドPCを実現するサービス「Windows 365」を2021年に開始しています。 Windows 365 Linkは、このWindows 365を利用するための専用のデバイスです。 Windows 365 Linkの主なスペック Windows 365 Linkはコンパクトでファンレス。数秒で起動して即座にスリープから復帰して利用を開始できる一方で、ローカルストレージを持たず、アプリケーションもデータもすべてクラウドに保存されるため、非常にセキュアなWindows環境を提供します。 デュアル4Kモニターをサポートし、4つのUSBポート、オーディオポート、イーサネットポートを備え、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3での無線接続も可能です。 Microsoft Intuneを使用して管理でき、Microsoft Entra IDやMicrosoft Authenticatorアプリ、またはUSBセキュリティキーを使用したパスワード不要の認証により、シンプルで安全なログインが可能となっています。 Windows 365 Linkは現在プレビュー版で、2025年4月から349ドルで一般販売される予定です。2025年にはOEMパートナーからの製品提供も計画されています。 この記事は新野淳一氏が運営するメディア「Publickey」が掲載した『[速報]マイクロソフト、クラウドPC専用シンクライアント「Windows 365 Link」発表』を、テクノエッジ編集部にて編集し、転載したものです。
TechnoEdge 新野淳一