いったい何で?? 朝の練習場で『左手1本打ち』をしておくと、“距離の長いパー3”で大叩きしなくなる!
100を切れないゴルファーが大叩きしがちな距離の長いパー3。平らなライからティアップしているのに、なぜティショットで大きく右に曲げてしまうのか。パー3での基本的な考え方や、ユーティリティやロングアイアンを持ったときに右ペラを防ぐ方法を中西直人に聞いた。 親指の使い方がポイント 大叩きしないために覚えておきたい『左手1本打ち』を連続写真でチェック ◇ 距離のあるパー3ではどうやったら上りのアプローチを打てるかを考えて、グリーンの一番低い所を探します。例えば、チェリーヒルズGCキングCの2番パー3。このグリーンは右手前から左奥に向かって下っています。なので左奥に外すのはOK。 また、180ヤードくらいのパー3では、多くのアマチュアはつかまりにくい長いクラブを持つと思います。ピンは右手前で右に外すと寄りません。対策はティの左に立つこと。ティの向きに対して右を向くとインサイド・アウトに振りやすくなるので、ボールがつかまります。 朝の練習場では左手1本打ちを練習しておくといいでしょう。右手はハンドルで左手はリリースする役割。フィニッシュに向かって左手の親指を自分に向けてくると、フェースがしっかり返ります。パー3で待っている間は、その感覚を思い出して左手1本でブランブラン素振りすると、より右へのミスは出にくくなります。 ■中西直人 なかにし・なおと/ 1988年生まれ、大阪府岸和田市出身。2010年にプロ転向し、19年にようやく初シードをつかんだ。現在は22年に失ったシード復活を目指し、堀尾研仁コーチのもとでゴルフ理論を改めて勉強し直した。国際スポーツ振興協会所属。 ◇ ◇ ◇ ●ゴルフにはスイングよりも大切なことがある!? 関連記事「技術ではなく頭脳を使ってマイナス5打!」では、スコアアップにつながるマネジメント術をクイズ形式で紹介!