【ボクシング】真道ゴー現役引退発表「リングから下りることを決断」日本初トランス男性ボクサー
ボクシングの元WBC女子世界フライ級王者で、男性となってプロのリングを目指してきた真道ゴー(本名・橋本浩、37=グリーンツダ)が17日、大阪市内のジムで会見し、現役引退を発表した。 昨年12月の準公式戦後、もう1度JBCにプロテスト要望を出すも、3月14日に許可出来ないという連絡があった経緯を説明。その結果を受けて「リングから下りることを決断させていただきました」と報告した。 性同一性障害に悩んできた真道は、17年10月に女子選手として引退。その後性別適合手術を受け、戸籍も男性に変えた上で男性としてプロボクサーを目指した。 23年7月には、医師や専門家による諮問委員会を設置して検討してきた日本ボクシングコミッション(JBC)からプロテスト受験は認めない結論が下された。 それでも準公式戦は容認され、23年12月には男性となって初めて実戦形式のリングに上がり、石橋克之(36=姫路木下)と対戦。判定0-3で敗れたが、大きな1歩を踏み出していた。その試合後には今後について「これからゆっくり考えたい」と話していた。