＜関西OPプロアマ＞1番、笑顔でティーグラウンドに入る石川遼（撮影・井垣　忠夫）

　男子ゴルフの関西オープンは、16日から4日間、滋賀・　名神八日市CCで開催される。 　08年大会覇者の石川遼（32＝CASIO）は「コース自体も素晴らしいし、かなり難しいなと思う。グリーンが硬くて早いのでラフも長いホールは長いし、関西オープンっぽい。かなりタフかなと思うので凄くいい勉強になると思う」と今大会へ向けて語った。 　前週のバイ・ザ・プレーヤーズはスキップ。練習とトレーニングに時間を費やし、「あっという間に過ぎちゃった。アイアン全般のキャリーの確認を先週もやって今週も引き続きやってというところ」と説明した。 　今季はここまで3試合出場。前戦の中日クラウンズでは初日に66をマークし好発進を決めるも、以降の3日間はアンダーパーなしのラウンドとなった。 　最終日はパーオン率55・56％と苦戦。飛距離UPを実感するなどポジティブな要素もあったが、アイアンの距離感を調整できなかった。その中でも状態は確実に良くなっていることを実感。「底上げというところが1番大事。そこの感触は手応えがあるのでそれだけども全然焦りはない。だからこそもっと良くできるんじゃないかという気持ちになっている分、そんなにゴルフって簡単なものじゃないっていうのを最近3試合で感じるところですかね」と話した。 　今週の開催コースは狭いフェアウエーに長いラフだけではない。硬く速いグリーンも待ち受けており、タフなセッティングに仕上がっている。今大会後の20日には、全米オープンゴルフ選手権ファイナルクオリファイング（最終予選）も控えているが、「先々週から今週でどれくらいできるか。やることは全然変わらない。まずは今週凄い楽しみにしている」と目の前の試合を見据えた。