なぜ「デジタルサイネージメディア」は話題になる? 注目事例と未来展望
デジタルサイネージメディアの真価
企業のマーケティング担当者がデジタルサイネージメディアを起点に施策を立案する場合、何を意識するべきなのでしょうか。 私はあくまでも「リアルな顧客体験」をベースにプランニングをするべきだと考えます。インプレッションだけを優先し、デジタルサイネージメディアの本質的な価値や、他メディアと比較した優位性を理解できていない状態で、広告代理店に提案されるままに予算を投下することだけは避けるべきです。 『進撃の巨人』や「デジロー」の事例に見られるような、その空間ならではの特性を活かしたリアルな体験の提供こそがデジタルサイネージメディアの本当の価値です。リアルな体験をきっかけに生じた強い感情が、クチコミやSNSによる拡散を誘発して話題を呼び、さらに多くのメディアの露出へつながる。このような流れで情報が動いていくことを重視しながら、一次体験の先のPR効果まで想定した施策を考えてみることが大事だと思います。