太りやすい人・太りにくい人の違い!太りにくい人が多く持っているものとは
第3の脂肪細胞に注目!痩せ細胞を増やす食べ物は?
薄着の季節が近づき、ダイエットへの意識が高まっている人も多いのでは?とはいえ、女性は更年期になると思うように痩せられなくなってきます。そこで注目したいのが、太りにくい人が多く持っているというある細胞。医学博士の福島忍さんに詳しく伺います。 ■我慢のし過ぎはNO!ダイエット中でもOKの罪悪感なしスイーツ
太りやすい人・太りにくい人の違い
夏が近づくにつれ、気になってくるボディライン。「更年期太り」という言葉があるように、40代~50代の女性は代謝の低下やホルモンバランスの乱れから太りやすくなると言われます。 とはいえ、同じ世代でもスタイルがあまり変わらない、「太りにくい人」もいますよね?一体何が違うのでしょうか。 医学博士の福島さんによると、その理由の一つに脂肪細胞があるそうです。 「肥満には脂肪細胞が関係していますが、最近の研究で、BMIが低い人は『痩せ細胞』と言われる脂肪細胞が多いことがわかってきました」(福島さん)
太りにくい人が持っている「痩せ細胞」とは?
人の脂肪細胞には、「白色脂肪細胞」「褐色脂肪細胞」「ベージュ脂肪細胞」という3種類があります。 白色脂肪細胞は、体内の余分なエネルギーを脂肪として蓄積する細胞です。一方で、褐色脂肪細胞とベージュ脂肪細胞は、脂肪分を分解して熱を生み出し、エネルギー消費量を増やす働きがあります。そのため、『痩せ細胞』『ダイエット細胞』などと呼ばれることも。 最近の研究で、『痩せ細胞』が多いと太りにくい体質になることがわかってきました。 しかし、痩せ細胞の一つである褐色脂肪細胞は、50代ではおよそ1割の人しか持っていないという報告もあります。 「褐色脂肪細胞は生まれながらに持っている細胞ですが、加齢によって減少します。一方でベージュ脂肪細胞は、白色脂肪細胞や、白色脂肪細胞と同じ前駆細胞から生まれてくるもので、特定の食品成分や寒さなどの刺激によって数を増やしたり、脂肪を分解する働きを高められることがわかってきています」(福島さん) 痩せ細胞はまだまだ研究が進められている分野ですが、最近わかってきた痩せ細胞にアプローチする食べ物について、福島さんに教えてもらいます。