腰椎手術で誤って神経切断 女性患者に重度障害負わせた疑い 兵庫・赤穂市民病院の担当医ら2人を書類送検
兵庫県の赤穂市民病院で2020年、女性患者の腰椎を手術した際、誤って神経を切断したとして、警察は脳神経外科に当時在籍していた担当医ら2人を、業務上過失傷害の疑いで書類送検しました。 捜査関係者などによりますと、書類送検された40代の男性医師は、脳神経外科に在籍中の2020年1月、70代女性の腰椎手術を担当。 その際、適切に出血を止め、患部を確認してドリルを操作すべきなのに、注意を怠って神経を切断し、女性に重度の後遺障害を負わせた疑いが持たれています。 男性医師は2021年8月に赤穂市民病院を依願退職。 女性側は去年、男性医師を刑事告訴していました。 また警察は、この手術で助手を務めた50代の脳神経外科長も書類送検しました。 40代の男性医師が執刀した手術をめぐっては、2019年7月に赤穂市民病院に採用されて以降、約8ヵ月の間に、8件の医療事故があったことが2021年に判明しています。 ただ病院側は、今回の書類送検容疑となった手術以外の7件については「過失はなかった」としています。
ABCテレビ