定年退職を機に両親と「同居」を始めました。世帯人数が2人から4人になると光熱費はどれくらい上がりますか?
高齢の親と同居するときの注意点
まず、同居する際に両親と配偶者の意思を必ず確認しておきましょう。自分はよくても、配偶者は同居したくないケースもあります。無理強いをすると両親と配偶者の関係性が悪化する可能性もあるので、話し合いは大切です。 また、両親に介護が必要な場合はいつでもケアマネジャーなど介護の担当者と相談できる環境を整えましょう。全部一人で抱えて介護もしようとすると、心身共に疲弊して生活に支障が出る可能性があります。 また、同居をするうえで高齢の親と自分の感覚が違うことも考慮しておきましょう。例えば、夏だと高齢者は熱中症になりやすいといわれています。 高齢になるほど温度に対して鈍感になり、のどの渇きにも気づきにくいためです。熱中症になると、通院費や入院費がかかる可能性もあります。節約だけでなく、健康にも気を使うようにしましょう。
2人から4人になると光熱費は平均で月額2236円増加する
2人から4人になると、水道光熱費は月に4000円以上増加します。もちろん消費支出全体も増加するため、2人のときよりも生活費のやりくりを意識する必要があるでしょう。 光熱費を節約するためには電気はこまめに切ります。ただし、短時間の外出程度であれば、エアコンは入れたままにしておきましょう。追いだきやシャワーの使用量を減らすと、ガス代の節約も可能です。 両親と同居する際は、配偶者や両親たちと話し合ったうえで、介護が必要になったら相談できる環境を整えて同居しましょう。 出典 総務省統計局 政府統計の総合窓口 e-stat 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 年次 2023年 表番号3-1 世帯人員別 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部