【ラグビー】日本代表がイングランド戦へ本格始動「違ったジャパンを」格上相手の今季最終戦
ラグビー日本代表(世界ランク13位)が19日、英ロンドン近郊でグラウンド練習を再開した。 【写真】練習で険しい表情を見せるフッカー原田衛 欧州遠征「リポビタンDツアー2024」の最終戦で、24日(日本時間25日)にアリアンツ・スタジアムでイングランド(同7位)と対戦する。17日にフランス・シャンベリーからスイス・ジュネーブ経由で英国入り。勝利した16日のウルグアイ(同18位)戦を経て、フッカー原田衛(25=東芝ブレイブルーパス東京)は「セットピースと相手のディフェンスを、どう攻略していくか。(日本の防御は)ダブルタックルがあまり良くなかった。2人でタックルにいく」と練習で注力するポイントを挙げた。 1月にエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)が就任し、初陣が6月22日のイングランド戦だった。東京・国立競技場で対戦し、17-52で敗戦。約5カ月後の再戦となる。テストマッチは同戦を含めて10試合を消化しており「6月はあまりチームとして成熟度はなかった。10試合をしていて、違ったジャパンを見せられるかなと思います」と成長を示す戦いとなる。 9日のフランス(同4位)戦後に、SO立川理道主将(34=クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)が負傷離脱。ウルグアイ戦では松永拓朗(26=東芝ブレイブルーパス東京)が先発で司令塔を担い、後半途中からニコラス・マクカラン(28)がSOを務めた。 ウルグアイ戦に向けての準備段階で本職CTBのマクカランがSOのカバーをしていたといい、CTBシオサイア・フィフィタ(25=ともにトヨタヴェルブリッツ)は「できるだけ早いコミュニケーション(を心がけた)。みんなで助け合いながらやっていました」と振り返った。格上のイングランド戦に向けて「僕とディラン(・ライリー)が、ニックをサポートしないといけない。ニック、拓朗は(代表での)経験があまりない。いいコミュニケーションを取るのが必要になる」と連係を深めていく。【松本航】