アルペン、3年後に自社EC売上高を倍増の計画。自社ECサイトをリニューアルへ
アルペンは8月8日、2027年6月期を最終年度とする3か年の「中期経営計画」において自社EC売上高を現在の2倍超に拡大させる計画を明らかにした。
2024年6月期決算説明資料に掲載したEC売上高推移によると、アルペンのEC売上高は前期比1.2%増の250億円超とみられる。自社EC比率は不明。アルペンでは自社ECのほかモール店も運営しており、2023年1月の「楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤー2022(楽天SOY2022)」では、「アルペン楽天市場店」が総合グランプリを受賞している。
中期経営計画において、現在のEC事業は「オンライン市場の競争激化により売上成長が鈍化」「収益性はやや改善したものの不十分」とし売上拡大や利益向上に直結する施策は不十分であると評価。中経の重点施策の1つとして「自社ECビジネスの刷新」をあげ、自社ECサイトの刷新によるEC売上の再成長と収益性改善を図る。目標値として、自社EC売上高を現在の2倍超に拡大することを掲げた。
EC売上高2倍超に向けて、「アルペンオンラインストア」を全面刷新する。ECサイトを再構築し、検索性や比較機能などの使い勝手を抜本改善、レコメンド機能の向上を図る。商品戦略としては、型番商品の拡大やEC専売品を拡充する。 コンテンツ戦略としては、商品情報の拡充、店舗スタッフによる独自商品情報などを拡充する。また、店舗との連携強化として店頭とECサイト間の導線整備やアルペングループメンバーズ(AGM)会員の拡大を図る。なおAGM会員は2024年6月期の時点で1283万人を突破している。