Jリーグ“最強”クラブは? パワーランキング21~30位。人気や育成、成績など各指標からJ1~J3全60クラブを順位化
22位:大分トリニータ(149) 2023リーグ戦成績:9位(J2) 2023リーグ戦平均入場者数:9202人(21位) 2023シーズンホームグロウン人数:8人(14位タイ) 2022年度営業収益:約18億2700万円(30位) 昨季から順位を4つ落とし、2年続けてJ1昇格を逃した大分トリニータ。J2で2シーズン指揮を執った下平隆宏監督は今季限りで退任し、かつてJ1に導いた片野坂知宏監督の下で再出発を図る。 今季の平均入場者数は9202人で、J2で戦ったシーズンの中では2002シーズンの1万2349人、12シーズンの9721人に次ぐ多さ。1万人にこそ届かなかったが、J2では4番目に多い入場者数となった。営業収益はJ1に在籍したシーズンからの減少は避けられなかったが、J1昇格を決めた18シーズンから比べて約7億円も増加している。 近年はアカデミーからコンスタントにトップチームに人材を供給しており、弓場将輝や屋敷優成、保田堅心といった年代別代表選手もトップチームでプレーしている。今季開幕時点でのホームグロウン選手は8人で、J2ではジュビロ磐田、清水エスパルス、東京ヴェルディに次ぐ人数だった。
21位:東京ヴェルディ(157) 2023リーグ戦成績:3位(J2) 2023リーグ戦平均入場者数:7982人(27位) 2023シーズンホームグロウン人数:9人(9位タイ) 2022年度営業収益:約21億1600万円(26位) 国立競技場で行われたJ1昇格プレーオフ決勝で清水エスパルスと1-1で引き分けた東京ヴェルディは、実に16シーズンぶりとなるJ1昇格を決めた。城福浩監督率いるチームは終盤戦でしぶとく勝ち点を重ね、自動昇格こそ逃したが、3位でリーグ戦を終えていた。 昨年度の営業収益は約21億1600万円で、10億円を切った過去に比べれば増えているが、J2でもトップレベルとは言い難い。平均入場者数はJ2降格以降、7000人を割り続けていたが、今季は7982人を記録。計算対象外ではあるものの、J1昇格プレーオフ決勝では国立競技場に5万3264人を集めている。 トップチームに人材を供給し続けたアカデミーは、16年越しの悲願を支えた。主将の森田晃樹、谷口栄斗、西谷亮らアカデミー出身選手の活躍も印象的で、今季開幕時点でのホームグロウン選手はリーグ全体で9番目に多い9人を数えた。
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