Jリーグ“最強”クラブは? パワーランキング21~30位。人気や育成、成績など各指標からJ1~J3全60クラブを順位化
26位:モンテディオ山形(132) 2023リーグ戦成績:5位(J2) 2023リーグ戦平均入場者数:8318人(25位) 2023シーズンホームグロウン人数:3人(34位タイ) 2022年度営業収益:約21億9200万円(25位) 8連敗を喫して監督交代するという苦しいシーズンの始まりとなったモンテディオ山形だが、コーチから昇格した渡邉晋新監督の下で3度の5連勝をマークするなどしてリーグ戦を5位で終え、J1昇格プレーオフに滑り込んだ。 平均入場者数は8318人で、J2としてはクラブ過去最高となった。J2に降格した2016シーズンから地道に数字を伸ばしていき、19シーズンにはJ2では初の8000人を突破。コロナ禍で動員は伸び悩んだものの、制限が撤廃された今季はそれを上回る数字を残している。 アカデミー出身で今季からガンバ大阪でプレーする半田陸が日本代表に選出されるというニュースは、クラブにとっても大きな出来事だった。アカデミー出身で活躍する選手は決して多くなく、今季のホームグロウン選手もわずか3人だが、来季には千葉虎士と上林大誠がトップチームに昇格する。さらに、ユース出身の相馬丞と狩野海晟も大学を経由して加入することが決まっているため、来季はホームグロウン人数が大幅に増加することになりそうだ。
25位:ベガルタ仙台(142) 2023リーグ戦成績:16位(J2) 2023リーグ戦平均入場者数:1万1215人(16位) 2023シーズンホームグロウン人数:4人(29位タイ) 2022年度営業収益:約26億6600万円(19位タイ) 後半戦に失速してJ1昇格プレーオフ進出を逃した昨季とは異なり、今季のベガルタ仙台は昇格争いにほとんど加わることなく、16位という残念な成績でシーズンを終えた。 平均入場者数は全体16位の1万1215人を記録し、柏レイソルやサガン鳥栖などJ1クラブを凌ぎ、J2では清水エスパルスに次いで2番目に多い。また営業収益は約26億6600万円で、これもJ2では清水エスパルス、ジュビロ磐田に次いで3番目。今更言うまでもないかもしれないが、J2の下位に沈む規模のクラブではないことは明らかである。 今季開幕時点でのホームグロウン選手は4人。郷家友太や小畑裕馬をはじめとするアカデミー出身の4選手がトップチームに登録されていた。長く年代別の日本代表を率いた森山佳郎を指揮官に迎える来季、彼らを含めた若手がJ1昇格の鍵を握るかもしれない。