【100年に一人の逸材・棚橋弘至登場】『キン肉マン』大好き作家・燃え殻×爪切男の先月の肉トーク!! <番外編前編>【コミックス派はネタバレ要注意!】
●棚橋前・棚橋後、「愛してまーす!」の分水嶺 燃 棚橋さんご自身の体も、(夢の)超人タッグ編ぐらいの頃の『キン肉マン』の画風と近いと、僕、ずっと思ってて。『キン肉マン』に棚橋さんが出てきても、おかしくないような。 棚橋 (笑)。ありがとうございます。プロレスっていうのは、キャラクタービジネスでもあるので、ロン毛に派手なコスチュームはずっと変えずにいましたね。 爪 ああ、観た人が覚えやすい。 棚橋 アニメだと、1話観ただけで、誰がヒーローか、誰が悪者か、わかるじゃないですか。僕らはそれを、入場から退場までの間にやり遂げなきゃいけないので。だから、まず見た目でイントロデュース(紹介)するっていう僕のコスチュームは、大正解だったと思います。 爪 なるほど。 燃 そうか、プロレスファンで、歴史を把握して観てくれる人もいるけど、ポイントで今だけ観る人もいますもんね。 棚橋 特に地方会場なんかは、詳しくないけど初めて来たとか、家族に連れられて来たっていうお客さんもいる。そういう人もグッとつかみたいので。試合後のコメントも、何かキーフレーズを挟むと、ウェブのトピックスに切り抜きが上がったりするので。だからこそ、プロレスっていうジャンルを飛び越えるような言葉を選んで使ってましたね。僕は、特に『仮面ライダー』が......『キン肉マン』と競合ではないですよね? 燃・爪 (笑)。 棚橋 僕は『仮面ライダー』も好きだったので、『仮面ライダー』のフォルムをコスチュームに落とし込んだり、試合後に作品のセリフをそのまま使ったり。「さあ、おまえの罪を数えろ!」とか。『仮面ライダー』のファンは若年層が多いので、そういう方がプロレスを観てくれるきっかけになったらうれしい、というのがあって。で、「『仮面ライダー』好きだ、好きだ」って言ってたら、僕、映画に出ましたからね。 爪 そうですよね。 (*2016年12月公開の『仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー』に出演) 棚橋 怪人役でしたけどね(笑)。