【ボート】びわこG1 深井利寿が12年ぶり2回目のG1制覇
「びわこ大賞・G1」(17日、びわこ) ハイパワーエンジンがそろった優勝戦。1号艇で人気を集めた地元の深井利寿(50)=滋賀・81期・A1=がインからしっかりと逃げ切り、12年6月、児島周年以来となる12年ぶりのG1V2を決めた。通算では16回目の優勝。2着には篠崎元志(福岡)、3着には馬場貴也(滋賀)が入った。 大勢の地元ファンが見守る中で深井が、12年ぶりのG1優勝を飾った。「Sは遅れないようにだけを思って行った」とインからコンマ08の鋭いSで1Mを先マイ。篠崎が外マイで攻めて来たが、それをしっかりと受け止めるとそこからはパワーの違いを見せつけ押し切った。「エンジンは過去イチ。やっぱり地元のG1は格別気持ちいい。もうG1は勝てないと思っていたのでうれしい」と、50代に入ってからの優勝を心から喜んだ。 優勝が決まった直後、宮島では弟子の遠藤エミ(滋賀)が同じ1号艇で優勝。師弟での同日Vに「向こうはよく優勝してるから。でもうれしいですね」と満面の笑みを見せた。 これで来年のSG・ボートレースクラシック(25年3月25~30日・若松)の出場権をゲットした。「まだSGは1着を取っていないので、もし出られたらそれが目標かな」と、12年ぶりのSGの舞台を楽しみにしていた。