センバツ高校野球 組み合わせ抽選 花巻東、初戦は市和歌山 5日目第1試合 /岩手
18日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社など主催)の組み合わせ抽選会が4日、オンラインで行われた。4年ぶり4回目の出場となる花巻東は大会第5日の第1試合で、2年連続8回目出場の市和歌山(和歌山)と対戦する。 抽選会は新型コロナウイルス感染防止のためオンラインで行われ、出場32校の主将らが参加した。主将の田代旭(2年)は遠征先の兵庫県内から参加し、抽選札を選んだ。市和歌山との対戦が決まると、「1回戦を突破できるよう全力を尽くしたい」と意気込みを語った。 チームは1日から兵庫県内で合宿し、グラウンドでの練習に汗を流している。雪のため冬の間はできなかった守備練習を中心に、マシンを使った打撃練習にも取り組む。初戦に向けて練習試合も行う予定という。佐々木洋監督は「短い期間なので実戦感覚を取り戻せるよう調整し、効率的で質の高い練習をしたい」と話した。【松本ゆう雅】 ……………………………………………………………………………………………………… ◇市和歌山 春夏12回出場、プロ多数輩出 1951年、定時制の市和歌山商として開校。57年に全日制も設置され、2009年に現校名に変更した。野球部は57年創部。これまで甲子園に春7回、夏5回出場し、65年春に準優勝した。プロ野球入りしたOBは、ヤクルトの川端慎吾選手、元阪神の藤田平さん、元広島の正田耕三さんら。前回センバツ出場の小園健太投手、松川虎生捕手のバッテリーは昨秋のドラフトで共に1位指名を受けた。