【独自】希少な「フロストフラワー」湖面で“氷の花”が満開に 湖底の温泉が影響し花びらや葉っぱの形を作り出す キラキラ輝きまるでガラス細工 北海道・阿寒湖
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北海道・釧路市の阿寒湖で撮影された、湖面に咲き乱れる氷の花「フロストフラワー」が満開となっている光景。 日の光に照らされキラキラと輝く様子は、まさにガラス細工のよう。 花びらや葉っぱ茎の形を作り出しています。 フロストフラワーは、この時期だけ見られるかもしれないという希少な自然現象。 薄い氷が張っていて、雪が積もっておらず、気温はマイナス15度以下で、ほぼ無風であること。 これらの条件がそろわないと現れません。 では、どのようにできるのでしょうか。 実は、阿寒湖の底からは所々温泉が湧き出ています。 この温泉により湖面の氷が少し解かされ、水蒸気が発生。 そして、マイナス15度以下の外気で急激に冷やされ霜が育つことで、フロストフラワーとなるのです。 何枚も重なり花のように見えますが、中には、天使の羽「エンゼルフェザー」と呼ばれる形のものも。 阿寒観光協会は、薄い氷が割れて湖に落ちる危険があるため、観光ガイドをつけていくよう呼びかけています。 フロストフラワーは、運が良ければ3月ごろまで見られるということです。
北海道文化放送