DeNA 阪神戦力外の岩田を獲得調査へ 手薄左の中継ぎ補強へ白羽の矢
DeNAが今季限りで阪神から戦力構想外となった岩田将貴投手(26)の支配下での獲得調査を進めていることが3日、分かった。CSを突破し、日本一も達成。躍進の一方で左の中継ぎ投手は手薄となっており、CS期間に登録された中継ぎ左腕は坂本だけだった。10月24日のドラフト会議で指名した左投手は高校生で育成3位の金渕のみで、即戦力候補として岩田に白羽の矢が立った。 岩田は九産大から20年度の育成ドラフト1位で阪神に入団。22年に支配下契約をつかみ、23年は春季キャンプで初の1軍を経験し“和製ジェフ”と呼ばれた。4年間で1軍登板こそなかったが、今季は2軍で46試合に登板し、防御率2・11。変則の左サイドスローから投げ分ける多彩なスライダーが魅力で、26歳と伸びしろも残されている。 1日に戦力外の通達を受けた際には「今年に関しては手応えを感じていた。チャンスが欲しかったというのは正直ある」と現役続行を希望。他球団から戦力外通告を受けた選手との交渉は11月14日の12球団合同トライアウト終了後に解禁される。獲得に動く場合に備え、動向を注視していく。