最も高額なのは? J2日本人選手、市場価値ランキング5位。キャリアハイの得点とアシスト! 劇的9連勝に貢献したボランチ
明治安田J2リーグの2024レギュラーシーズンが終了した。J2で最も高い市場価値を持つ日本人選手は誰なのか。今回、フットボールチャンネル編集部は、データサイト『transfermarkt』が算出した市場価値ランキングを順位ごとに紹介する。※市場価値は11月24日時点。価格が並んだ場合の順位はサイトに準拠。
5位:髙江麗央(モンテディオ山形) 生年月日:1998年6月27日 市場価値:70万ユーロ(約1億1200万円) 2024リーグ戦成績:31試合3得点7アシスト 髙江麗央は、ロアッソ熊本の下部組織で育ち、東福岡高等学校に進学。2年時に全国高等学校選手権大会で優勝を経験し注目を集め、2017年にガンバ大阪へ加入してプロキャリアをスタートさせた。 ガンバ大阪では主にU-23チームでプレーし、2018年にJ1デビューを果たしたものの、トップチームでの定位置獲得はならず、2020年にFC町田ゼルビアへ期限付き移籍。J2での活躍が評価され、2021シーズンには完全移籍となった。 その後、2023シーズン途中にモンテディオ山形に移籍。再びJ2クラブで中心選手としての活躍を見せている。2024シーズンの髙江は、リーグ戦31試合に出場して3得点7アシストを記録した。守備的MFとして攻守にわたって存在感を示し、特にシーズン後半戦では得点関与が増え、攻撃の中心としても活躍した。 山形はシーズン終盤に9連勝を飾って4位となり、J1昇格プレーオフ進出を果たしたが、その間に髙江は2得点5アシストを記録。プレーエリアが高くなったことで多くのチャンスに絡み、キャリア最多タイとなる3得点と、キャリアハイとなる7アシストを記録した。 1得点2アシストを記録した第37節・水戸ホーリーホック戦のあとで渡邉晋監督は、クラブの公式サイトで髙江の活躍を称賛。 「素晴らしいゴール、素晴らしいアシストだったんですけれども、ボランチとして今日、まずビルドアップのところで外しちゃいけないポジショニングがある。ここ数試合あった現象なんですけども、ちょっと大事な場所を外して、どんどんどんどん前に関わったりするところがあったので、もちろんそれで上手く行くこともあれば、上手くいかない時もある。そういったところは今日のゲームの中では本当にいろいろ工夫しながら出し入れをしていたと思う」と、髙江の変化に触れていた。 髙江の市場価値は、今年2月の75万ユーロ(約1億2000万円)がピークで、6月のアップデートで現在の70万ユーロに減少したが、シーズン終盤の進化を考えれば、再び上昇する可能性は十分にある。
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