【インプレ】カワサキW800を購入!元W650オーナーが徹底比較レビュー!【2014年モデル】
エンジンの造形美に感動!クラシカルなスタイリングが美しい!
今回、またもやWを購入した理由の1つに「またあの美しいスタイリングのWに乗りたい!」という想いがありました。約10年間もW650に乗ったのに、もう一度乗りたくなったのは、あの造形美に惚れ込んだからです。メグロ、W1から脈々と続くカワサキのWシリーズの伝統を受け継ぐW800の造形は文句無しに美しいので、各パーツをご紹介しますね。 ちなみに2014年モデルのクロームエディションは、なんと日本全国で300台限定という超レアなモデル。名車W1~W2SSをオマージュした60年代風なカラーリングが気に入って購入を決意しました。
超トルクフル!低回転が楽しいバイク!
それでは早速エンジンをかけてみましょう!W650時代にあったキックスターターは廃止され、始動方法はセルスターターのみになっております。少し寂しいですが、仕方無いですね。始動についてはインジェクションなので冬でも一発です。 走り出すと低速トルクの太さにビビります。全くエンストする気配が無くドンドン前に進んでいく力強さ。3000回転以下でシフトアップして全然OK。めちゃくちゃ乗りやすい。 というのも初代W800は2500回転で最大トルクが発生する「超低回転仕様」になっているのです。僕みたいに街乗りメインであまりエンジンを回さない人間にとってはピッタリなマシンですね。 スムーズに吹け上がるエンジンは、48馬力という最近の大型バイクの中では大人しい方ですが、高速道路での走行もパワー不足は感じません。高速時は、バイクの性能よりもライダーへの風圧の方がしんどいかなという印象です。
W650との比較!インジェクションはやっぱり便利!
ここからは約10年間W650を乗っていた僕が、初代W800との違いを徹底比較いたします。あまりにも細かな箇所を書き始めると1万字を越えそうなので、あくまで一部分だけになってしまうことをご勘弁下さい。 まずは、キャブレターからインジェクションになったことです。冬場に毎度チョークを引いて暖気をしながら走行する手間が無くなるのはかなり快適でした。ただ、エンジンがまだ暖まっていない段階だとオートチョーク機能でアイドリングが2000回転近くになってしまい、地味に運転しづらい場面も。 お次はハンドリングです。W650の場合はアップハンドル仕様も選べたのですが、W800に関してはローハンドル仕様のみ。アップハンドルに慣れている僕には、少しハンドリングが重く、スポーティな操作感でした。ちなみにハンドルのサイズはインチバーからミリバーに変更になっているので、汎用品が取り付けしやすくなっております。 エンジンのフィーリングに関して言うと、W650よりも低い回転数でサクサクとギアチェンジをしていく乗り方になっております。前述の通り、W650より初代W800の方が低回転で最大トルクが発生する仕様になっているためです。エンジンの回転具合も滑らかになっている気がしまして、言語化出来ないなんとなくの感覚ですが、味わい深さみたいなのは減ったかなと思います。ちなみに「650から800になって大きくパワーアップした!」という過度な期待はしない方がいいかもです。 他にもチェーンケースがメッキになっていたり、ミラーの接続部分にアダプターが着いていたりと、細かい部分がリッチになっておりました。W650から乗り換えてもちゃんと満足感が味わえるので、もしW650に10万キロ以上乗っていて乗り換えを検討している方がいらっしゃれば、また同じWですがW800を候補に入れても良いかもしれません。
【関連記事】
- この記事を画像付きで見る:【インプレ】カワサキW800を購入!元W650オーナーが徹底比較レビュー!【2014年モデル】
- 人気記事1:【速報】CB1300に新色の2024年新型が5月に発売か!?これがファイナルの可能性も?【モーターサイクルショー2024】
- 人気記事3:走りは超キビキビ、色はハデハデ! 排気量175ccの街に程よいスクーター、KRV180TCS|キムコ
- 人気記事4:【全日本ロードレース選手権】かつてないほど役者のそろったJSB1000 最高峰クラスが2024年はアツイ!
- 人気記事5:【スズキ ジクサー150試乗】150cc単気筒に体重75kgで最高速約110km/h「でも高速走行は意外なほどの安定感、全然怖くない!」