「公務員は安定」といいますが、高収入かどうかは分からないですよね? 「昇進や昇格」のチャンスが多ければいいのですが……。
公務員の給与支給額は級に応じて細かく計算される
地方公務員は、等級が上がるにつれて職務が上がり昇給していきます。総務省が公開している「地方公務員の給与の仕組み」では、例として1級は主事、2級は主任、3級は係長としており、9級(部長、会計管理者、事務局長)まであるようです。 給与支給額は「級(職務)」と「号給(職務経験年数による熟成度)」を組み合わせることで決定しますが、号給は125まであり、非常に細かくて複雑です。 では、給与の参考として大阪市が公開している「大阪市職員のモデル年収額(令和5年度見込)」を見ていきましょう。行政職の8級である局長の月例級は、給料が57万円4900円です。これに管理職手当の14万3000円、地域手当の11万4864円が加算され、給与月額は83万2764円になります。
公務員は級が上がることで高収入が期待できる
地方公務員を例にあげて紹介しましたが、公務員は級(職務)が上がるにつれて給与も上がっていきます。 実際には、級ごとに勤続年数や職務の熟成度などが細かく考慮されて給与が決定するため、昇進や昇格のチャンスは多いといっていいでしょう。実際の給与や退職金を見ても、公務員は十分安定した職業といえます。 出典 総務省 令和4年地方公務員給与実態調査結果等の概要 総務省 地方公務員の給与の仕組み 総務省 地方公務員の退職手当制度について 大阪市 大阪市職員のモデル年収額(令和5年度見込) 神奈川県 退職手当支給額の算出例 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部