巨人は投手陣の力不足とコマ不足が解消されていない。野手を余らせるより、投手を余らせる野球を目指せ!【堀内恒夫の悪太郎の遺言状】
2ケタ勝利を期待できる投手は戸郷ただ1人というお寒い現実
コマ不足が深刻な巨人投手陣にあって「オールドルーキー」の船迫にはブルペンの力になることが期待される
今季を占う上でも、開幕時に予想される巨人の先発ピッチャーの陣容を書き記してみたいと思う。 まず、先発ローテーションの一番手は、菅野智之。その次にくるのが戸郷翔征だ。以下は新外国人左腕のフォスター・グリフィンと、右腕のタイラー・ビーディと続く。 以上4人のほかに昨季プロ1年目で5勝(5敗)を挙げた赤星優志も、先発ローテーションの一角に入ってくるだろうね。そして、赤星と同じく2年目で昨季5勝(5敗)を挙げた山崎伊織も、候補へ入れなくてはならないだろう。さらに今季5年目で、身長190cmの左腕・横川凱、新外国人のヨアンデル・メンデスの2人も、先発候補だと思うね。 日本では先発ローテーションを基本的に中6日で回すから、先発ピッチャーが6人必要となる。以上に挙げた8人の中から6人選んで、無事に1シーズン投げ抜くことができれば「めでたし、めでたし」ということになるんだけどさ。 しかし、そうは問屋が卸してくれないのが、プロ野球だからね。長いペナントレースへ突入すればさまざまな試練が待ち受けている。 確かにグリフィンとビーディは面白い存在になるかもしれない。でも、この2人はアメリカではほとんどリリーフ専門のピッチャーだからね。1年間通して、先発ローテーションを守り切れるかと言えば、やはり疑問だ。しかも・・・
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週刊ベースボール