歩けなくなった83歳妻の『願い』 首を絞めた嘱託殺人の罪に問われる89歳夫に懲役3年求刑 熊本
熊本放送
本人に頼まれて妻を殺害したとして罪に問われた男の裁判で、熊本地検は懲役3年を求刑しました。 【写真を見る】歩けなくなった83歳妻の『願い』 首を絞めた嘱託殺人の罪に問われる89歳夫に懲役3年求刑 熊本 この裁判は今年(2024年)9月、熊本市内の高齢者住宅で丸山衛(まるやま まもる)被告(89)が妻・美知子(みちこ)さん(当時83)から頼まれて、美知子さんの首を絞め殺害したとして嘱託殺人の罪に問われているものです。 丸山被告は12月25日の初公判で起訴内容を認め、「すまなかったという気持ちと、安らかに眠ってほしいと思うばかりです」と話しました。 また弁護側は、美知子さんが仙骨(せんこつ)を折り歩けなくなったことを悲観していたとし「妻の願いを聞き入れた動機は同情できる」として、執行猶予付きの判決を求めました。 一方、検察側は「被害者が亡くなったという事実は重大だ」とし、懲役3年を求刑しました。 判決は1月15日に言い渡される予定です。
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