2021夏の高校野球はプロ注目のドラフト候補が続々登場 - 全国高校野球選手権地方大会 西日本編
池田選手は172cmと上背はありませんが、たくましい体格のパワーヒッター。春の選抜でも初戦で敗れましたが4番打者として3安打を放っています。大阪桐蔭の歴代の4番打者と比較しても打撃技術の高さは上位で、確実性と長打力を兼ね備えたバッターです。
松川選手は強打のキャッチャー。スイングに柔らかさがあるのが特長で、逆方向にも強い打球を放ちます。捕手としては少しスローイングにばらつきがありますが、100kg近い体重でもフットワークは抜群です。打力を生かして内野手に転向という可能性もあるでしょう。 東日本編でもお話ししましたが、今年はコロナ禍で実戦が少なく、例年以上にチーム力に差が出づらい状況になっています。ただ高校生は大会中に驚くような進化を遂げることも珍しくありません。そういう意味でも夏に急浮上してくる選手、チームが出てくることも十分に期待できると思います。