【スキニーデニム】が復活? デニムトレンド2024に進化したスリム&スキニーが仲間入り
初めてスキニーデニムに足を通したときのことを思い出してほしい――肌に吸い付くようにタイトでストレッチがきいた、レギンスのようにも見えるあのスキニーデニムだ。 ケイト・モスの真似をしてボーホースタイルのベストやレオパード柄のブラウスと組み合わせたり、チャンキーなスケートスニーカーに合わせたり、ムートンブーツやロングブーツにインしてはいていたりした人も多いだろう。 だが、私たちも年を重ね賢くなったいま、2000年代に流行した漫画のようなバランスのデニムルックを、再びそのまま受け入れるのは少々難しいと言える。
ここしばらくの間、私たちの“デニム部門”はかなり安全だった。一時的にローライズウエストが復活したことを除けば、過去10年で台頭していたデニムスタイルは、はき心地がよく快適なものだった。ワイドなタイプは動きやすいし、90年代風のカーゴデニムはクールでカジュアルな魅力を備えている。そして、最近トレンド入りしたバレルレッグデニムも、驚くほどはきやすい。
だからこそ、スキニーデニムが復活したことに疑問を抱いている人もいるだろう。私たちは再びデニムの“牢獄”に進んで戻ろうとしているのだろうか? Z世代はとっくにタイトなデニムは古いと宣言しているし、2000年代前半に20代を過ごした人は、誰もがあの締め付けるようなデニムは忘れるべきだと考えているはず……しかし、最新シーズンのコレクションでは、スキニーなシルエットが台頭している。
ベラ・ハディッドはクリスマスにスキニーデニムをはいていたし、スキニーデニムの守護聖人であるケイト・モスも娘のライラにそのバトンを渡した。ライラは最近、透け感のあるシンプルなベストとスティレットヒールに合わせて、超タイトなスキニーデニムを着用している。
「サンローラン」や「フレーム」、「マザー」、「アクネ ストゥディオズ」といったスキニーデニムを代表するブランドに並び、今シーズンは多くの新人デザイナーたちも細身のシルエットを追求した。