アツギがコスト上昇で値上げ、後加工取り止めも実施 25年春夏シーズンから
アツギが、一部商品の値上げと仕様変更、後加工の取り止めを発表した。2025年春夏シーズン出荷分から順次変更する。
同発表では、原材料価格や物流費、人件費の上昇による製造コストの大幅上昇を理由に説明。仕様や後加工の変更は、アイテムの肌触りや着用感に影響はないとしている。 価格改定と仕様変更は、「スリムライン」のソックス11種類と、「アツギ ストッキング(ATSUGI STOCKING)」のストッキング17種類、「アツギ(ATSUGI)」のストッキング2種類、ショートストッキング3種類の計33種類を対象に実施。ソックス11種類は、現価格帯330~550円から新価格帯440~660円に値上げし、「スクワラン+コラーゲン加工」と消臭ポリウレタンの使用を取り止める仕様変更を行う。ストッキング17種類は現価格帯770~1320円を新価格880~1540円に改定し、すべてのアイテムに消臭ポリウレタンを使用し、静電気防止加工仕様へと変更する。また、アツギのストッキング2種類は現価格1100円を1320円に、ショートストッキング3種類は現価格748円を858円に値上げ。ストッキング2種類はUV対策加工と吸汗加工を取り止める。 後加工変更は、アツギのソックス6種類が対象。「ASTIGU(強)」と「ASTIGU(強)ひざ下丈」、「ASTIGU(黒)40D」の吸汗加工、「ASTIGU(圧)」と「ASTIGU(圧)ひざ下丈」の光触媒加工、「ASTIGU(冷)」の制菌加工を廃止する。