【毎日書評】言いかえるだけで人間関係がスムーズになる「注意・フォロー」するときのひと言
考えるように促す
× やり直して。 〇 さらに良くするにはどうしたらいいと思う? (76ページより) やりなおしてほしいときも、「もっとよくなる可能性を秘めている」ことを伝えて指摘することが重要。当然のことながら、「それくらい自分で考えなよ」というように突き放した表現を用いるべきではありません。 そんなときには、「ここで考えてみると成長できるから、ひとりで考えてみない?」というように、成長のために促していることを伝えるとよいようです。 相手の考えや行動に違和感を抱いたとしても、「なんだかビミョーなんだよね」「それはない」などの“受け入れないことば”は避けるべきでしょう。いうまでもなく、相手を傷つけてしまう可能性があるからです。 そんなときには、「欲をいえば、もうひと工夫できそう。考えてみて」など、「全体的にはOKだけど、よりよいものにするために『あと少し』であることを伝えれば、相手のモチベーションを下げずに済むといいます。(76ページより)
がんばりを強制しない
× やりなよ。 〇 もったいないな~ (80ページより) 人からいわれるとやる気を削いでしまうこともあるので、個人の意見として伝えることが大切。「こうしたらどう?」と、押しつけがましくならないようにアドバイスのかたちで伝えるのも効果的だといいます。(80ページより) 本書を通じて「好かれる言いかえ」を習得し、日常のなかで活用すれば、ちょっとした会話がいままで以上に弾むようになるかもしれません。そうすれば、人間関係はより円滑になることでしょう。 >>Kindle unlimited、2万冊以上が楽しめる読み放題を体験! 「毎日書評」をもっと読む>> 「毎日書評」をVoicyで聞く>> Source: SBクリエイティブ
印南敦史