【阪神JF】ダンツエラン 強気の走り 本田師「マイルはいい」距離への不安なし
「阪神JF・G1」(8日、京都) ファンタジーSを制したダンツエランは4日、団野がまたがり栗東CWで単走。伸縮性が高く、バネの利いたこの馬らしい柔らかな走りで、6F82秒0-37秒5-11秒1をマーク。最後まで馬なりのまま軽快に駆け抜けた。 前回に続き活気のある姿に、本田師は「全身を使っていい動き。馬もしっかりしてきている。調整も予定通り」とうなずく。既に重賞ウイナーの愛馬だが「攻め馬の動きだけならトップクラス」と、さらに上を目指せる素質の高さも認める。 キャリアはまだ3戦ながら競馬のセンスが高く、前回は控える競馬にも上手に対応。距離不安のあるライバルが多いなか、指揮官は「マイルはいい。さらに距離が延びてもいいぐらいだから」と強気の姿勢だ。手綱を握る団野も、淀のマイルでは今年のマイルCSをソウルラッシュで制覇。「個人的に好きなコースです。秋G1・2勝目を目指して頑張りたい」と意気込む。頼もしい鞍上に導かれ、2歳女王の座に駆け上がる。