本当にコンポジット!? カオも打感も打音も◎ タイトリスト「GT2」ドライバー
二年に一度のペースでリニューアルするタイトリストの新ウッドカテゴリーは、ことしがそのスイッチ年。8月23日発売の「GTシリーズ」は、すでにPGAツアーで多くの選手が使いはじめたことで、発売前から早くも話題になっている。前作「TSシリーズ」同様にGT2、GT3、GT4と3機種がラインアップされる中、まずは「GT2」をいち早くテスト。その性能についてギアの知識が豊富なミタさんが解説、気になる飛距離性能、弾道、打感はアスリートゴルファーのコウタロウ(HS50m/s)とベテランゴルファーのシオさん(HS40m/s)が試打した。
軽量の新素材ポリマーを使ったコンポジットクラウン
【ミタさん】 今回はタイトリスト「GTシリーズ」中の「GT2」です。体積は前作と変わらず460ccで、可変スリーブで弾道調整ができるSure Fitホーゼルも継続しています。標準のレングスは45.5インチ、ライ角は「GTシリーズ」すべて58.5度となっています。 【コウタロウ】 これは打たなくてもいいでしょ(笑)。打つ前から良さそうな雰囲気が伝わってきますよ。もう見た目がカッコイイし、タイトリストが作っているんだから。 【ミタさん】 6月のトラベラーズ選手権からツアーローンチを始め、すぐにスイッチした選手は多いと聞きます。
【シオさん】 名前は変わっても、そんなに大きな変化はないのでは? 極端に変えないのがタイトリストの良さでもあるからね。 【ミタさん】 もちろん方向性は変えていませんよ。でも、今回はテクノロジーに大きな進化があります。 【コウタロウ】 どの辺りですかね?見た目はいつものタイトリストっぽいですけどね。 【ミタさん】 実はクラウンがカポッと外れる、コンポジット構造になっています。クラウンだけ超軽量の新素材ポリマーです。
【コウタロウ】 これがコンポジット!?全く境界線が見えませんけど。 【ミタさん】 アドレスしたときに違和感が出ない「シームレスサーモフォームクラウン」を採用してします。新素材を入れることでクラウンの軽量化に成功。ボールスピードを上げ、スピン量を適正にする重量配分を実現しました。 【シオさん】 なるほど。正直言うと、これまでタイトのドライバーは、私のHSだとどうしても手強い印象が強かったんですよね。