元警視総監の“口先介入”で悠仁さま「東大受験」報道が激減…暗い影を落とす宮内庁の分断【秋篠宮家の学校選び】
【秋篠宮家の学校選び】#38 1日、悠仁さまの進学先の本命と目される東大の推薦入試の出願がスタートした。学校推薦型選抜なので、本人ではなく在学する筑波大付属高校がその候補(枠は4人)を絞って申請することになる。悠仁さまが希望を出してその枠に入れば、「執筆したトンボ論文の評価が高く、合格する可能性が高い」(東大理系教授)とみられている。第2候補の筑波大の推薦入試も1日から出願が始まった。 【写真】眞子さま射止めた小室圭さんも「海の王子」 歴代42人の“出世度”は? まさに晴れの舞台へ踏み出す場面を迎えたわけだが、高揚感はまったく伝わってこない。「むしろ今、宮内庁は暗いムードに包まれている」と話すのは同庁OB。「警察出身の幹部の“お上”らしいアプローチに疑問の声が出て、庁内の分断を招いている」というのだ。 西村泰彦長官、秋篠宮家側近トップの吉田尚正・皇嗣職大夫はいずれも元警視総監。悠仁さまの誕生日の9月6日に吉田大夫が進学先について「根拠のない情報が流れている」と発言。紀子さまの誕生日の同月11日には西村長官も同調するように「私も心を痛めている」と述べ、対応に乗り出す方針を明らかにした。 ■皇室報道に委縮する 「これで一部のメディアが萎縮してしまった」と皇室記者は話す。 「吉田大夫、西村長官の発言からまもなく、ネット上の情報を集めた皇室まとめサイトが相次いで閉鎖された。何らかの圧力が加わったのは確か」 そうでなくても、まとめサイトがピックアップした記事にはフェイクニュースも多く、「いずれ規制が入る」とみられていた。 それより問題は一般メディアだ。 悠仁さまを取り上げることが多かった女性誌が吉田・西村発言以降、その頻度を大幅に減らしているのだ。 「女性誌にとって皇室ネタは非常に重要なアイテム。その中でもこの1年は悠仁さまの進学に関する記事が一番読まれた。にもかかわらず、編集部の上のほうはここにきて及び腰になっている」と話すのは女性誌記者だ。 「悠仁さまの進路先が、なかなか漏れ伝わってこない分、世間の興味のボルテージも上がって、皇室担当だけでなく、我々芸能記者も大学探しに駆り出されていた。けれど、急にヒマになってしまった」と同記者はボヤく。皇室記事ではドル箱の悠仁さまに代わり、美智子さま、愛子さま、佳子さまを扱うことが増えているという。 西村長官らの口先介入が功を奏し始めたわけだが、前出の宮内庁OBは「メディア側の自主規制だとしても、言論統制とみられても仕方ない。庁内からはまずいのではとの声も聞こえてくる」と話す。 「明仁上皇が美智子さまとの結婚以降に築かれた“開かれた皇室”を警察出身の2人が壊してしまうと心配する職員が少なくないのです」 すべてをオープンにする必要はないが、あまりに秘密が多すぎるのもどうなのか。そもそも、悠仁さまが推薦で東大に入学しても、何ら非難されることはないのだ。「今は推薦で難関大を目指すのはごく自然なこと。特権という非難は当たらない」と学習塾経営者はいう。 開かれた皇室が後退することがないように祈るばかりだ。 (田中幾太郎/ジャーナリスト) ◇ ◇ ◇ 当初は“ほぼない”だろうと見られていた悠仁さまの学習院大進学だが、東大推薦入試報道による国民の厳しい反応によって、その可能性も高まりつつある。これまでの秋篠宮家姉弟の学校進学をめぐる動きと、それによる宮内庁職員の多忙ぶりを、●【あわせて読む】『悠仁さまは学習院ではなぜダメだった?大学進学で疲弊する宮内庁職員「もうやめたい」と悲鳴』…でご覧ください。