子どもの永遠の夢「食べ物の中に入ったら」を実現?『おいしそうなしろくま』【絵本レビュー】
想像の楽しさを思い出させてくれる絵本
幼いころから、「食べ物で遊んではいけない」としつけられる私たち。 そんな食べ物の中に入るなんて、結構なタブーな気もしますが、同時にわくわくもします。 実際に食べ物の中に入ることは不可能ですし、実現しようとしたら、きっととんでもないことになるでしょう。 しかし、想像の世界は自由です。衛生的にどうとか考えず、いくらでも心行くまで料理の中に身を沈めてもよいのです。 そんな想像の楽しさを、大人にも思い出させてくれる1冊でした。 4歳児も大変気に入ったようで、しろくまくんとの会話を楽しみつつ、何度も絵本を読み返しています。 食いしん坊な子どもはもちろん、食べることが好きな大人にもおすすめの絵本です。 ちなみにこの絵本、人気のあまり『あま~いしろくま』『にくにくしろくま』『パンしろくま』……とシリーズ化しています。 現在全9冊と、しろくまくんの想像力は尽きることがない様子。 子どもの食の好みにあわせて、ぴったりな1冊がみつかるのではないでしょうか。 息子は魚介が好きなので、次は『うみのごちそうしろくま』を読んでみようかな。
セコリ(nobico編集部)