在留外国人の増加率“全国3位” 人口減少で外国人労働者が急増 マンション建設現場では半分を占めるケースも
外国人労働者の事情と思いは…
2023年、日本の鉄筋技能の検定で一級に合格し特定技能2号を取得したベトナム出身のヴォ・ヴァン・ハイさん(31)。特定技能2号になり事実上の永住権を獲得。家族と帯同が認められ、2カ月前にベトナムから妻と2歳の子どもを連れてきた。 Q.なぜ日本に来た? ヴォ・ヴァン・ハイさん: 海外で働いてみたいと思い日本と縁があって日本を選んだ。親孝行が少しでもできたらうれしい。ここで稼ぎたい 日本に来て1年目は言葉の壁もあり、仕事も生活もきつかったという。 素早い手つきで鉄筋を固定している男性。こちらもベトナム出身のヴォ・ヴァン・チェンさん(31)。同じく特定技能2号を取得した。 Q.なぜ日本に来た? ヴォ・ヴァン・チェンさん: 日本は発展した国ですね。技術も高い。いい国と思った。きれいな国。家族のために日本で働きたい
日本社会に溶け込む外国人労働者
半数以上が外国人労働者のマンション建設現場で働く日本の大工は「(外国人は)一生懸命やりますよ」と話す。 休憩時間には日本語で談笑する姿が見られ、この会社では日本人と外国人のコミュニケーションはうまくいっているようだ。 午後6時に仕事を終え寮に帰る。ベトナムから来た男性は「仕事が終わってみんなでご飯食べるのが楽しい」と笑顔で話す。 この日は2カ月前に来日したヴォ・ヴァン・ハイさんの妻ハインさんが腕をふるったベトナム料理でパーティー。仕事の疲れを癒しながら賑やかで楽しいひと時を過ごした。 日本の気候や文化への戸惑いはあるが、仕事の不満を口にする外国人はほとんどなく、「働くことがたのしい」「日本に来てよかった」と口をそろえる。 人手不足を背景に、外国人労働者は日本の社会に溶け込みつつある。 (サガテレビ)
サガテレビ