世界遺産に、絶景に…。“自然の宝”であふれた「佐渡島」の見どころ【おすすめ観光スポット】
日本海に浮かぶ島の中で一番大きな島、佐渡(さど)。蝶が羽ばたいているかのような、独特の形が特徴です。 【絶景画像】まるでラピュタ城! 「佐渡島のラピュタ」と称される北沢浮遊選鉱場 江戸時代に徳川幕府の庇護により発展した佐渡には、神秘的な雰囲気がただよう金山や特別天然記念物のトキ、美しい海が織りなす絶景など、まさに自然の宝がいっぱい詰まっています。 今回は、そんな佐渡の見どころをご紹介しましょう。一つの島の中に心癒されるスポットが点在している佐渡は、ゆっくりとした時間を過ごすのにぴったりですよ。
◆日本海で一番大きな島、佐渡
佐渡は、新潟県の日本海に浮かぶ島で、中央がくびれた形をしています。蝶が羽を広げたような形であることから、「バタフライ・アイランド」と呼ばれることもあるようです。 日本で一番小さい都道府県である香川県の約半分ほどの面積で、島を一周すると、東京から浜松までの距離とほぼ同じ260キロほどあります。 佐渡へ向かうには、新潟、直江津より佐渡汽船のフェリー、ジェットフォイルを利用します。新潟からはジェットフォイルで約1時間7分、フェリーで約2時間半、直江津からのフェリーでは約2時間40分と、比較的短時間の船旅で佐渡に行くことが可能です。※直江津からのフェリーは春~秋のみ運航 新潟から両津へのルートが一番運航本数も多いので、都合にあわせて便利に移動できるでしょう。
◆美しい朱色の羽を持つトキに会いに行こう
自然の宝が満載の佐渡でまず訪ねたいのは、特別天然記念物のトキがいるトキ保護センター。 「ニッポニア・ニッポン」という学名がついていることでも知られているトキですが、乱獲などにより世界的に数が激減。現在では日本と中国にしか生息していない貴重な鳥です。 佐渡はそんなトキの生息地の一つ。トキ保護センターでは人工繁殖により少しずつトキの数を増やしており、将来は野生で暮らしていくことを目指し、飼育しています。 また、新穂(にいぼ)地区の佐渡市トキの森公園の中にあるトキ資料展示館の観察通路からは、トキを遠くから見学することができます。 観察通路からトキが暮らすケージまでは距離が離れているので、トキの姿は置かれている双眼鏡を通して見ることになります。カメラを望遠モードにして写真撮影することも可能ですが、フラッシュは厳禁ですので撮影時には十分注意しましょう。 ほかにも野生トキ観察・展望施設「トキのテラス」に行くと、野生で暮らすトキの姿が見られる可能性があります。