「できたてを食べきる」 パナソニック、新コンセプトの調理家電 業界最小0.6斤ホームベーカリー発売
パナソニックは、「できたてを食べきる」をコンセプトにした調理家電の展開を強化する。新コンセプトで幅広い層に新たな食の楽しみを訴えることを狙う。 【関連写真】コンパクトベーカリーの焼きたて食パン 「できたてを食べきる」調理家電として、「コンパクトベーカリー」(SD-CB1/市場想定価格税込み2万2000円)を9月1日に発売する。新製品は、2021年9月に発売した1斤タイプのホームベーカリー(SD-MT4、公式通販サイトで税込み3万9600円)のハードとソフトを見直して開発。業界最小の約0.6斤タイプで、毎回焼きたてのパンが食べられる。 これまでのホームベーカリーは、ファミリー向けを想定した1斤タイプが主流。新製品はホームベーカリーの良さを知ってもらうきっかけにする目的で開発した。 同社くらしアプライアンス社キッチン空間事業部調理機器BUコンシューマSBU商品企画部調理器商品企画課の佐藤優係長は「まずは焼き立てのパンのおいしさを実感してもらいたい」とし、機能を絞って手の届きやすい価格を実現した。 既に発売している自動計量IH炊飯器も「できたてを食べきる」調理家電の1つだ。米も水も自動で計量し、最適な制御で炊飯まで行う。正確な炊飯で常においしくご飯が炊ける上、炊いたご飯はおひつとして食卓に運べる設計を採用している。 同社コンシューマーマーケティングジャパン本部商品マーケティング部商品マーケティング課の石毛伸吾課長は「新コンセプトの家電は、世代や家族構成にとらわれず、提案の幅が広がる製品」と説明している。
電波新聞社 報道本部