30代主婦、先日パートの時給が上がり、「年収106万円」を超えて社会保険に加入することになりました。「130万円」未満でも強制加入なのですか? 手取りが減ってしまいましたが、将来の「年金額」はどのくらい増えるでしょうか?
社会保険加入によるその他のメリット
厚生年金に加入することで、障害厚生年金や遺族厚生年金を受給することができるようになります。これにより障害時の補償や死亡時の遺族補償を手厚くすることができます。 また自身が健康保険に加入することで、傷病手当金や出産手当金を受給できるようになり、病気やけが、出産で働けないときにも補償を受けることができるようになります。
社会保険に加入しても手取りを減らさない方法はあるか?
社会保険に加入すると保険料負担が発生し、将来の年金も増加しますが、手取り減少のほうが金額的には大きいです。 しかし社会保険に加入することで障害厚生年金や遺族厚生年金、出産手当金や傷病手当金なども受給できるようになるので、まずは加入している生命保険などの補償内容見直しを検討してみてはいかがでしょうか。手取り減少分の支出見直しができれば、実質的には手取りを維持したまま、将来の年金を増やすことが可能となります。 また、年収106万円の壁を超えて社会保険に加入することになっても、手取りが減らないような仕組みを設けた会社を対象に、国から助成金が支給されています。この制度を使えば社会保険に加入しつつ手取りが減らないようにすることができるので、会社側にも助成金のメリットがあることを訴えて、掛け合ってみるのも良いと思います。 出典 厚生労働省 社会保険適用拡大特設サイト 社会保険適用拡大対象となる事業所・従業員について 全国健康保険組合 令和6年3月分(4月納付分)からの健康保険・厚生年金保険の保険料額表(東京都) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部