長谷部誠と最も共闘したのは? 出場試合数ランキング1~10位。日本人選手でトップに立ったのは?
3位:ケヴィン・トラップ(ドイツ代表) 生年月日:1990年7月8日 クラブ:フランクフルト(ドイツ) 試合数:177試合 栄えあるランキングトップ3入り、そして外国人選手トップに輝いたのは、ドイツ代表GKケヴィン・トラップだ。 トラップは、長谷部誠よりも一足早い2012年にフランクフルトへ完全移籍した。2014年夏に長谷部がニュルンベルクから同クラブへ完全移籍すると、14/15シーズンを共に戦っている。 しかしながら、同選手は翌15/16シーズンにパリ・サンジェルマン(フランス)へ完全移籍することを決断。これにより一旦はチームメイトとなった2人は、わずか1年で別々のクラブでプレーすることになった。 フランスの名門へステップアップを果たしたトラップだったが、守護神争いに敗れて2018年夏に古巣フランクフルトへレンタル移籍。長谷部との共闘が再開し、翌2019年夏にはフランクフルトへの2度目の完全移籍が発表された。 そこから今季まで、トラップと長谷部は実に7シーズン(レンタル移籍となった18/19シーズンを含む)をフランクフルトで過ごした。この約7年間の間に、長谷部と同じくチームの柱となった守護神は21/22シーズンのヨーロッパリーグ優勝にも大きな貢献を見せている。 先日行われた23/24シーズン・ブンデスリーガ第34節ライプツィヒ戦では、後半アディショナルタイムに長谷部の出番が訪れ、限られた時間ではあったものの2人は同じピッチの上に立った。この試合を合わせて、チームを引っ張ってきたベテランコンビが共に戦った試合は177試合にのぼる。
2位:鈴木啓太(元日本代表) 生年月日:1981年7月8日 クラブ:浦和レッズ 試合数:188試合 浦和レッズで長谷部誠と中盤を形成した鈴木啓太が2位となった。共にピッチに立った試合は188試合にのぼり、その合計時間は14,382分。試合数では2位となったが、ピッチ上で最も長く共に過ごした選手である。 東海大翔洋高校を卒業した鈴木は、2000年に浦和へ加入。2001シーズンからレギュラーの座を掴むと、翌2002シーズンから長谷部とチームメイトになった。当時の長谷部は攻撃的なMFとして起用されることが多かったが、2004シーズン以降は鈴木と共にボランチに定着。巧みな連係で攻守のバランスを取り、チームの勝利に貢献した。 阿吽の呼吸でお互いの強みを発揮した鈴木と長谷部は、2006シーズンにJ1リーグ優勝を達成。34試合で失点数をわずか28に抑え、創設から長くクラブの夢だったリーグ優勝の立役者となった。このシーズン、鈴木はJリーグベストイレブンに選ばれ、長谷部と共にJリーグ優秀選手賞にも輝いている。 彼らが中盤に君臨したのは翌2007シーズンまでとなったが、共に浦和で戦った5年間で数多くのタイトルを獲得している。間違いなく、クラブの歴史に残る黄金の中盤コンビだ。