休場中の照ノ富士「体調維持できずプロ失格」…巡業で大の里と8番、腰から落ちる場面も
大相撲の冬巡業が12日、兵庫県宝塚市で開かれ、2場所連続休場中の横綱照ノ富士が相撲を取る稽古を再開、大関大の里と8番をこなした。
朝稽古で同じ右四つの大の里を指名し、左上手を引いて寄り切る本来の形が見られた一方、大の里の右差しに寄り切られたり、バランスを崩して腰から落ちたりする場面もあり、4勝4敗。「(稽古は)ちょっとずつ。(動きが)まだ硬い」と語った。
今年は2度の優勝があったが、膝の故障や持病の糖尿病で苦しみ、「4場所休場し、体調を維持できなかったのはプロとして失格」と振り返った。初場所は1か月後に初日を迎える。「いつも出たいと思っている。できることを精いっぱいやっている」と話した。